
札幌テレビ塔の「テレビ父さん」や東京タワーの「ノッポン」、彦根城の「ひこにゃん」など、今では多くの人に知られる「ゆるキャラ」と呼ばれるキャラクター達。当初はオフィシャルキャラクターとは思えないほどのユルさで注目を集めていたが、全国各地に「ゆるキャラ」が誕生した今となっては、ゆるいというだけではよく有る「ゆるキャラ」だと判断されてしまい、注目を集めるのは困難だ。
「萌えキャラ」起用で集まる注目
そこで企業・団体が新たに注目したのが「萌えキャラ」である。萌えというとオタクに代表される一部の熱狂的なファンだけが好きなものと思われがちだが、インターネットの世界では現実の世界よりも萌えファンが多いため、企業・団体が注目を集めるには格好のキャラクターであったのである。
YouTubeでは、動画で様々な「萌えキャラ」が紹介されており、「萌えキャラ」を知るにはもってこいである。パソコン機器メーカーや、商品名からの連想で「萌えキャラ」を起用している企業・団体は納得だが、日本共産党の「あかはたともみ」や独立行政法人国際交流基金謹製幼女フィギュア等はどういった意図で製作・起用されたのか想像できず、「萌えキャラ」の奥深さが感じられる。
予想不可能なキャラクター業界
さらに「ユル」にも「萌え」にも分類されない「萎えキャラ」達が紹介されている動画もあり、これからも予想を裏切る様々なキャラクターの活躍を期待し見守っていきたいものだ。
YouTube「企業・公共団体の萌えキャラ集」